カテゴリ:本( 2 )

2005年 11月 12日
『反社会学講座』
友人が薦めた本を図書館で借りてきました。
その名も『反社会学講座』
その友人も俺も大学では社会学部だったこともあるんですが。

とりあえず途中まで読んでみたんですが、
これは社会学を学んだことがない人にこそ読んで
面白い本なんではないかと思います。
もちろん社会学を学んだ人でも面白く読めますが。

で、内容なんですが、いかに普段先入観に捉われて
日々生活しているか、それに疑問を持つことを
忘れているかが実感できます。
もちろんそれはマスコミによる情報も含めてです。

日本人は本当に勤勉かどうか、江戸時代に遡って
検証したり、本当にキレやすいのはどんな世代か、
また少年犯罪は本当に増えているのか、
などをデータで検証したりしています。

まだ半分も読んでいないので、目次からしても
面白そうなのを早く先が読みたいっすね。


で、これを読んでいるときに、町田で高校生が
同級生の女の子を刺殺する事件が起こり、
少年犯罪が増えていると盛んにマスコミが叫んでますね。

この本によると(この本が数年前に出ているのでデータは
多少古いかったりするんですが)、
平成12年(までのデータしか出てませんが)の少年凶悪犯罪数は
最も多かった昭和35年の1/4でしかないらしいです。
ちゃんとしたデータらしいです、詳しくは本を。
最も少なかったのが平成2年で、そこを起点として
グラフを作れば犯罪数は増えているように見えますよね。

それを隠して、自分達の論理を正当化するための
データを作る。マスコミなんてそんなもんです。
また、社会学も結構そんなもんだったりするんですけどね。


興味がある人は、図書館で蔵書検索して予約すれば
読めると思いますよ。
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by lion_of_the_nemea | 2005-11-12 00:00 |
2005年 04月 11日
『空の境界(上)』
どうも、余ったビーフシチューはパスタに絡めて食べるのが好きです、
グラッツェ!です。



久々に図書館に行ったら新着図書のところに何気なく、
『空の境界(上)』があったので、なんとなく借りてみた。

空の境界 上
奈須 きのこ / 講談社
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読んでみてまず思ったのが、同人っぽいなーっていう感じ。
一人の達観したキャラがやたら説教臭く、延々と話し続けるシーンが
幾度となくあります。病院坂黒猫っぽい感じで。
そしたら、この小説は同人でクソ有名でこの度講談社という大手出版社から
出版されたとのことらしいです。

そういうところがあるものの、かなり面白かったと思う。
やたらと言葉の使い方がかっこいいし、言葉の使い方ってセンスなんだと
改めて思った。

そして、ストーリーもマンガやゲームっぽい言葉、
例えば「直死の魔眼」みたいな、いかにもマンガに登場しそうな感じですけど、
それでも面白いというか新しいと感じたのが、「魔術師」という存在。
既存のマンガでもゲームでも小説でも、魔術師というのは魔法を使って
不可能なことを当然のように行える超人的な存在として描かれる場合が
ほとんどだと思うのだけれど、この小説はそうじゃない。
確かに魔術師は火を起こすこともできるのだけれど、
そんなことは100円ライターで事足りる。
どんなに入念に準備してある程度の破壊能力のある魔術を行使しても、
金さえあればミサイルでもあればそれは可能である。
現代社会においては魔術は神秘でもなんでもないと、
当の本人である魔術師に言わせていることだ。

考えてみれば当然のことなんだけれど、類似のメディアに
そのことについて触れているのはあまり見たことはないのでかえって
新鮮でした。ネタバレになるので書けないけれど、
表裏一体のアレコレもよく考えられているなーと思いました。
まだ上巻しか読んでいない今の状況でアレコレ言ってもアレなんですけど。


ちなみにこの作者と作画のコンビって『Fate/stay night』っつー
PCの18禁ゲームのコンビでもあるらしいです。
俺がよくお邪魔するサイトやらブログでも面白いと評判で名前とか知ってた
んですけど、この小説読んでやってみたくなりましたよ。
でもエロゲーなんですよね。別に18禁要素とかいらないんだけどな。
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by lion_of_the_nemea | 2005-04-11 00:00 |